第二種電気工事士の学科試験勉強について

学科試験は余裕でした。下の方に実際の書面を掲載しています。前回ブログでもちょっと大口を叩かせてもらったんだけど、まぁ、順当に合格です。

試験のレポートを上げるので、学科試験を受ける人の当日の雰囲気を感じてもらえればと思います。また、参考になるか分かりませんが、私が実践した勉強法についてもご紹介させて頂きます。この試験は他の試験とちょっと違う部分があるので、勉強法だけ間違えなければ合格すると思います。

  • 目次
  • 学科試験は、筆記とCBTのどちらかを選択
  • CBT方式のメリットとデメリット
  • CBT方式の当日の流れ
  • CBT方式の結果発表
  • 学科試験後の流れ
  • 試験勉強の進め方


学科試験は、筆記とCBTのどちらかを選択

学科試験は、「筆記試験」と「PCを使用したCBT方式試験」のどちらかを選択します。試験問題が全く同じかどうか?についてはどうやら非公表の模様。

第二種電気工事士の学科試験は、初期設定は紙とペンとでの筆記試験です。CBT方式での受験は「試験区分の変更」が必要で、ひと手間あります。ただ、CBT方式であれば以下のメリットがあるので、基本的にはCBT方式を選ぶ方がよいと思います。


CBT方式のメリット

一番のメリットは、自分で日時指定が可能な点です。特に土日が出勤になる可能性が高い人はそのメリットを受けやすいでしょう。筆記試験は基本的に週末です。

あと、実際に受験してみて感じたのは設問中の写真の画質がよいという点です。電気工事士の試験では写真に写っている器具などを見て判断する設問があるのですが、おそらくCBTの方が見やすいです。この辺は実際に操作するPCにも左右されるかもしれないですが、私はすごく見やすいと感じました。配線図なども拡大可能なので、傍記(添え字)の読み違いも起きにくそうです。

試験結果がその場でわかるのもメリットです。何でかというと、技能試験の準備が必要かどうかに大きく影響するためです。残念ながら学科試験がNGだった場合はその後の技能試験も(残念ながら)受ける必要がなくなる可能性がありますが、CBT方式であればそれが試験後すぐに判断できます。技能試験には練習が付き物ですが、配線代などの費用、練習時間などを無駄にしなくて済みます。結果として、技能試験の練習日程や準備品などについての計画を早期に立てられるようになります。参考までに、技能試験対策用品のセットは以下のようなものです(結構高い)。


CBT方式のデメリット

CBT試験は筆記試験より前に行われることが多いようなので、単純に勉強時間に充てられる期間が短いです。今回はCBT:9/25~10/12、筆記試験:10/29ということなので、学科試験に向けて時間を長く取りたい人は筆記にしてもよいかもしれませんね。

次に、実際にCBTで受験した私が感じた欠点は、問題用紙への書き込みができないということ。

例えば「この中から誤っているものを選択しなさい」という設問を考えたときに問題用紙に○×を書き込んで、最後にこれだというものを答案用紙に記載するパターンがあるが、これができない。

また、電気工事士の学科試験という観点だと、過去問でもよくある簡単な回路図で「スイッチSを閉じたときの合成抵抗は?」みたいな設問があったり、配線図から特定のスイッチを探したり、など問題用紙にチョロッとメモれると効率がグンと上がるパターンもある。これができない。厳密にはPC操作で画面にメモを書いたりできるんだけど、使い勝手がイマイチ(というか、慣れてないので)

ただ、そもそも論でいうと試験内容に対して試験時間120分はかなり余裕のため、PCの使い勝手の部分が試験結果に影響する可能性は低そうです。


CBT方式の試験当日の流れ

持ち物は運転免許証があればOKです。

以下に、当日の私の行動を記しておくのでイメージトレーニングしてみてください。

9:00普通に起きて生活
11:00過去問をやる(ここで自分の弱い領域を見つけておく)
12:00家を出る
12:30会場と同じビルのドトールコーヒーで最後の追い込み開始
15:00席を立ち、トイレ経由で会場のフロアへ移動開始
15:10試験会場に入り、説明を受ける(自分一人だった)
15:15試験開始
17:00試験を切り上げて終了
17:01試験結果がわかる

ちなみに、ドトールで食べた山わさびカルビサンドがすげぇ旨かったんでオススメです。


CBT方式の結果発表

正確にいうと、「試験結果」ではありません。「正答数」の数がその場でわかります。

しかし、第二種電気工事士の学科試験はほぼほぼ「60%」がボーダーなので実際には合格発表みたいなものです。試験終了後、PCの操作で「受験レポートの印刷」が行えます。それは以下のような書面です。

正答数が46とあります。要するに、100点満点で言えば92点なので合格線と言われている60点は大きく超えているのが分かります。これが正答数30未満だと、不合格の可能性が高いです。

正式な合格発表は、書面に記載の通り12月に入ってからです。ただ、ウェブ上ではもっと早く公開されます。少しややこしいですよね。


学科試験後の流れ

学科試験が無事に合格(っぽい)感じになれば、あとはそれに続く技能試験の練習を実施し、修練を積んだ後で試験に臨みます。ただ、私の場合は技能試験が12月25日頃なので、練習開始は先延ばしします。というのも、練習用の配線キットが2回分しかないためです。この間に正式な学科試験の合格連絡が届きます。

試験全体の流れについては下記の公式サイトで確認ください。

公式サイト


試験勉強の進め方

第二種電気工事士の学科試験は、結構特殊です。その特殊性ゆえ、試験前に合格かどうか分かります

何が特殊かというと、新しい問題が殆どない、という点です。

実は公式HPのどこかにも「過去に出題されているものは適切な設問が多い」みたいなくだりが記載があって、暗に過去問練習の有効性を示唆しています。そして、その過去問については沢山の書籍もあり、何なら公式HP上で公開されています。しかも正答率60%が合格ラインであることも分かっています。

要するに、「模擬試験でだいたい70%以上取れるようになれば、ほぼ合格」と言えるし、逆に「模擬試験で40%とかだったらほぼ不合格」とも言えます。一言で表せば、「ワンチャンが無い」です。

となればやるべき事はひとつ。過去問をやりまくりましょう。

前段が長くなりましたが、私の勉強スタイルについて共有しておきます。

  1. 参考書を流し読みする
  2. 過去問をやってみる
  3. 過去問で解けなかった場所について、参考書で確認してノートを作る
  4. 作ったノートの内容を頭に叩き込んで模擬試験形式で実力を確認する
  5. ダメだった箇所をノートにまとめて、、、、以降繰り返し

自分は大体このスタイルで試験勉強することが多いですが、第二種電気工事士の学科試験はほぼ過去問から出題されるので、この方法は非常に有効だと思います。

繰り返しますが、過去問をひたすら解くのが最善の勉強法です。

冒頭で”勉強法だけ間違えなければ合格する”と書かせてもらいました。では間違った勉強法とは何でしょう。それは

「参考書を読み込んで、電気工事士に関連する知識をひたすた頭に叩き込む」、これは悪手です。

です。それは合格してからにしましょう。今は、合格するのが第1目標です。合格しなければ電気工事士としての仕事はできないので、どんなに知識があっても豚に真珠です。

自分は元々知識がちょっとあったため、過去問の時点で楽勝っぽさがチラチラ見えてしまって、ノートを作ったのは試験の当日のドトールです。ただ、複線図の書き方については初めてだったので三日前くらいからYoutubeと合わせて勉強開始しています。

ぶっちゃけ、前日の模擬試験では3回やって全部70%くらいだったので既に安心してたのですが、当日も一応勉強しとくか、という感じでカフェで追い込みしました。

下に、自分が使用した書籍のリンクを貼っておきます。自分は余裕で合格しました。ゲンが良いので、迷ったらこれにしてみてはいかがでしょうかw

過去問集は、基本的にはコスパ重視です。ジャンルごとに問題が整理されているものであれば、自分がとこの分野を苦手にしているか分かりやすいのでオススメです。

こちらは参考書です。過去問をやってみてわからないことはこちらで確認です。でも、あんまり出番がなかったかも。複線図に関しては、HOZANのYoutubeチャンネルの動画がすごい分かりやすいのでそっちをオススメしておく


いかがでしたでしょうか。

とりあえず私も忘れないようにさっさと記事にしたかったので細かい部分は抜けていますが、とりあえず学科試験についてのイメージは深めてもらえたと思います。

次は技能試験なので、頑張りたいと思います。

当ブログでは、とてもコスパがいい練習機材セットを発見したので、次回はぜひそれを紹介させていただきます!!  それでは。